文京区
湯島天満宮
文京区有形文化財
「野見宿禰と当麻蹶速図」
扁額(絵馬)
扁額(絵馬)

明治7年、湯島神社開帳の際に奉納された扁額。河鍋暁斎(かわなべきょうさい)筆。『日本書紀』に登場する「野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)」の力のこもった闘いを、雄渾な筆致で描いた力作である。奉納者名は画面向かって左隅に地主「湯島三組街中」とある。
幕末、浮世絵の影響を受けた河鍋暁斎の画風をよく示しており、古くから湯島神社の宝物として著名な優品で、昭和57年11月1日、文京区有形文化財に指定された。
本図は、相撲の元祖として知られる野見宿禰が力自慢の当麻蹶速を投げ飛ばした場面を描いている。
幕末、浮世絵の影響を受けた河鍋暁斎の画風をよく示しており、古くから湯島神社の宝物として著名な優品で、昭和57年11月1日、文京区有形文化財に指定された。
本図は、相撲の元祖として知られる野見宿禰が力自慢の当麻蹶速を投げ飛ばした場面を描いている。
湯島天満宮について

湯島天神は雄略天皇2年(458)勅命により創建と伝えられ、天之手力雄命を奉斎したのがはじまりで、降って正平10年(1355)郷民が菅公の御偉徳を慕い、文道の大祖と崇め本社に勧請したとされる。文明10年(1478)に、太田道灌が再建し、天正18年(1590)徳川家康公が江戸入城の後、徳川家の崇敬篤く、翌19年11月豊島郡湯島郷に朱印地を寄進し、文教の中心地として多くの学者・文人が参拝した。明治18年に改築された社殿も老朽化が進み、平成7年、後世に残る総檜造りで造営された。
【鎮座地】東京都文京区湯島3-30-1
(令和6年7月寄稿)
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