ご社宝めぐり

東京の神社の大切な「ご社宝」をご紹介しています。
  • 大田区
    雪ヶ谷八幡神社
    横綱大鵬出世石
     日本の高度経済成長期の流行語「巨人・大鵬・卵焼き」。その大鵬関がまだ納谷と呼ばれていた序二段の頃より当社によく足を運び、境内で氏子の子供達に相撲の稽古をつけていた。以来、当神社節分祭には年男として毎年参加し続け、そして異例の出世…
  • 目黒区
    上目黒氷川神社
    目黒元富士
     歌川広重の絵でも有名な「目黒元富士」は、明治11年に上目黒一丁目の目切坂上から現在の上目黒氷川神社境内へ末社として移された。  山頂の浅間神社の石祠や石碑とともに、令和…
  • 日野市
    八坂神社
    弁財天像と青面金剛しょうめんこんごう
     記録には、元禄14年(1701)に、牛頭天王社(現・八坂神社)の境内に末社が建てられ、江ノ島より弁財天を勧請、弁財天像一尊が寄附された、とある。  また、青面金剛像は疫病除けとして庚申信仰の本尊とされたもので、元文5年(174…
  • 板橋区
    ときわ台天祖神社
    神楽殿舞台の鏡板
     昭和28年に落成した神楽殿の鏡板は、その4年後の昭和32年に地元在住の日本画家・西澤笛畝(にしざわてきほ)(1889-1965)によって境内側面に「老松」が、神楽殿内側面に「太陽」がそれぞれ制作され、氏神様への報謝として奉納され…
  • 渋谷区
    北谷稲荷神社
    治水記念碑
     神社表参道の階段を上がった右手にある「治水記念碑」は、大正9年9月30日に起きた台風による風水被害を伝えるものである。  旧岸和田藩岡部家下屋敷にあった「岡部が池」(現・国立代々木競技場駐車場付近、明治以降は陸軍練兵場の溜池と…
  • 板橋区
    西台天祖神社
    絵馬・扁額
     西台天祖神社では、板橋区の文化財として登録されている絵馬25点と扁額15点を所蔵する。絵馬の多くは「拝み図」で、崇敬者が祈願成就を祈念して奉納したものと考えられる。  「拝み図」以外にも、歌舞伎演目などの一場面を描いた「物語図…
  • 世田谷区
    世田谷八幡宮
    土俵
     同社の土俵は正面の鳥居をくぐり右手の弁天池から一段上に上がった高台にある。  由緒によれば、平安時代の寛治5年(1091年)、源義家が奥州からの帰途、この世田谷の地にて豪雨に遭い、先に進めず天気快復を待つため10日余り滞在を余…
  • 新宿区
    十二社(じゅうにそう)熊野神社
    狛犬
     江戸中期、享保12年(1727)に奉納された。熊野神社の末社・大鳥神社の社殿に向かって右側に阿形(あぎょう)(頭部に角を持たない獅子)、左側に吽形(うんぎょう)(頭部に一…
  • 目黒区
    中目黒八幡神社
    手水鉢
     末社三峰神社へ向かう参道の途中にある手水鉢には「文政十丁亥歳九月十八日」と奉献日が刻まれている。文政十年は江戸時代の1827年。幾度かの火災で古い資料が焼失しているため、神社の創建や由来などに不明な点が多いが、この手水鉢や『新編…
  • 日の出町
    幸神(さちかみ)神社
    シダレアカシデ
     幸神神社参道入り口鳥居横のシダレアカシデは、八百余年の樹齢とも伝承される古木である。昭和17年7月、国の天然記念物に指定された。  シダレアカシデは、カバノキ科クマシデ属のアカシデの希少な変種。枝が枝垂れるアカシデなので、その…
  • 品川区
    荏原神社
    龍の雨樋
     下に在る天水桶に雨水が落ちるようになっており、拝殿の左右から勇壮な龍が睨みをきかせ、下から見上げる人に迫ってくるような迫力がある。  最初にいつ作られたかは不明だが、御祭神にちなんだもので、分かる範囲では三代目の龍。平成21年…
  • 杉並区
    氷川神社
    気象神社
     気象神社は、昭和19年(1944)4月、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区)の構内に造営された。御祭神は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)。軍にとって気象条件は戦略を講じるのに大事な要素であり、科学的根拠に基づいた予報が…
  • 新宿区
    皆中稲荷(かいちゅういなり)神社
    明治天皇御製碑
    明治天皇御製
    まがねしく道のひらけてつつじ見に
    ゆく人おほし大久保の里
     右の御製を謹刻した碑で、明治神宮・甘露寺受長宮司の書。鳥居近…
  • 中野区
    氷川神社
    敷石供養塔・石橋供養塔
     表参道の石段を上った右手、手水舎の脇にあり、いずれも幕末の安政6年(1859)に建てられたもの。  写真左側の敷石供養塔は慈眼寺の僧・覚順が八十三歳の時に補修をしたと刻まれている。覚順は氷川神社の別当職を兼ねており、村人から生…
  • 中央区
    鐵砲洲稲荷神社
    力石
     力石は、かつて若者たちが力試しや力比べで持ち上げていたもので、神社境内など人が集まるところに置かれていた。  社殿向かって右側の力石2個は、長らく境内の木の下に埋められていたもので、昭和20年頃発見され、神社にて保存することと…
  • 小金井市
    小金井神社
    小金井神社 本殿
     同社本殿は、宝暦年間(1751~1764)の造営と伝えられ、本殿内のご神像は、宝暦元年の彫刻とされる。小金井市内現存最古の神社建築と推定されている。  一間社入母屋造の社殿で向拝軒に唐破風が付いており、屋根はこけら葺きである。…
  • 中央区
    濱町神社  境内社
    陶栄神社
     濱町神社本殿の前方に西面して鎮座する境内社。陶器・陶芸の神として埴安大神、加藤四郎左衛門景正命、加藤民吉命の三柱が祀られている。  御祭神の加藤四郎左衛門景正命は鎌倉時代の陶工で瀬戸焼の祖とされ「陶祖」、加藤民吉命は江戸時代の…
  • 大田区
    羽田神社
    羽田富士塚
     明治元年、羽田の富士講・木花(このはな)講により、富士山を模して築かれ、羽田富士として信仰されている。現在、羽田青年連合会が清掃等の維持管理を担当している。  登山道が設けられており、山頂には浅間神社が祀られ、山中には富士講の…
  • 新宿区
    鎧神社
    東郷平八郎元帥書
    「辟邪迎福」と
    八木岡春山「鍾馗」画
     日本画家の八木岡春山(1879~1941)の鍾馗画に、東郷平八郎海軍元帥(1848~1934)が書を寄せた掛軸。総代より同社に奉納された。  鍾馗は、大陸由来の神。魔を祓い、病を治す神として信仰を集め、鍾馗画は、日本でも疫病除…
  • 江東区
    亀戸天神社
    塩原太助(しおばらたすけ)奉納 石造燈籠
     塩原太助(1743〜1816)は、本所相生町(現在の両国付近)で薪炭商を営み、裸一貫から辛苦を重ね一代で富を築いた。その豊富な私財を道路の改修や土木工事など庶民の為に投じたことから義人として語り継がれ、「本所に過ぎたるものが二つ…
  • 杉並区
    八幡神社
    延宝七年銘 石造狛犬
     八幡神社本殿内に奉安されている安山岩の石造狛犬一対。高さ26センチメートル、幅26.5センチメートルの非常に小型の狛犬で片手でも持つことができる。年に一度、大祭日に一般公開される。  背から尾にかけて、「延宝七未年九月日八幡宮…
  • 千代田区
    神田神社
    隨神門
    いなばのしろうさぎ
     昭和50年に昭和天皇御即位五十年の記念事業として新たな意匠で再建された。総檜・入母屋造の二層建て。屋根は銅板瓦棒葺。  各所に配した文様は伝統的なテーマをもとにしつつ、オリジナルデザインを使用している。  外回りには四神(朱…
  • 足立区
    舎人(とねり)氷川神社
    絵馬「源義家図」
     慶応2年(1866)に同社に奉納された絵馬。描かれた絵は、源義家(八幡太郎)と雁と松。後三年の役(永保3年〜寛治元年、1083〜7)にて、源義家が雁の列の乱れから伏兵に気づいた逸話を画題とする。作者の平柳文暉(ひらやなぎぶんき)…
  • 荒川区
    石濱神社
    石濱神社
    摂社・麁香(あらか)神社
     石濱神社本殿隣の摂社・麁香神社は、手置帆負命(たおきほおいのみこと)・彦狭知命(ひこさしりのみこと)の二柱を奉祀し、安永8年(1779)の8月8日に鎮座。家屋敷の土台の守…
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