ご社宝めぐり

東京の神社の大切な「ご社宝」をご紹介しています。
  • 東村山市
    諏訪神社
    本殿
     社殿の奥に納められている本殿は間口が106センチ、棟高253センチ、一間社流れ見世棚造です。屋根は板葺で、厚板を二枚重ねに葺いた錣葺(しころぶき)という多摩地域では珍しいものです。記録等は残っていませんが、様式から江戸時代初期(…
  • 世田谷区
    北澤八幡神社【北澤八幡宮】
    御神刀
     全長は69.8センチ。茎(なかご)に「韴霊(ふつのみたま)大刀模造明治四五年二月日」と「帝室技芸員菅原包則(かねのり)八十三歳作」の銘文が彫られている。これは明治7年に石上神宮の禁足地から出土されたものの複製で、大正3年におこな…
  • 京都
    大豊神社末社大国社
    狛鼠
     京都市左京区鹿ヶ谷宮ノ前町鎮座の大豊神社では、少彦名命・応神天皇・菅原道真公を奉祀している。社伝によると、仁和3年(887)、宇多天皇の病気平癒のため尚侍(しょうじ)・藤原淑子(ふじわらのよしこ)が勅命を奉じた勅願所であり、朝野…
  • 港区
    氷川神社【赤坂氷川神社】
    狛犬
     当社の狛大は、延宝3年(1675)6月建立の銘があり、都内の神社に現存する石造狛大では最も古い(都内最古は目黒不動尊で承応3年〈1654〉銘)。現在地に移転される前に奉納されたものと思われる。左右とも頭頂部に窪みがあり、角や宝珠…
  • 瑞穂町
    加藤神社
    加藤塚
     御祭神である加藤丹後守景忠は甲斐武田氏の家臣であったが、武田氏が滅亡した天正10年(1582)に逃れてきたこの地で果てた。村民はその死を悼み直径11メートル、高さ1.5メートルの塚を築いて葬った。  塚の上には周囲約8メートル…
  • 府中市
    大國魂神社  御旅所
    府中高札場
     府中高札場は大國魂神社の御旅所にあり、かつての府中宿の中心地に位置します。高札場とは、江戸時代に幕府の政策や禁令などを掲示した施設で、村や宿場の中心地に設けられました。府中高札場は往来の多い宿場にあったため、他の村よりも多くの高…
  • 大田区
    六郷神社
    狛犬
     この狛犬は貞享2年(1685)に六郷中町の有志が願主となり、二世安楽を祈って奉納されたもの。区内に現存する最古の狛犬で、都内全体としても神社の狛大としては2番目に古く、石工は三右衛門。昔は社殿前にあったが、現在は社務所前庭に置か…
  • 奥多摩町
    奥氷川神社
    氷川三本スギ
     御神木であるこの木の幹は根元から3メートルあたりで3本に分岐し、おのおの直立している姿から三本スギと呼ばれている。目通り幹囲7.5メートル、高さは50メートルで、東京都内で最も背の高い木といわれる。樹齢は700年、鎌倉時代に植え…
  • 文京区
    富士神社【駒込富士】
    掛軸
     この掛軸は三幅とも表具の仕様が同じで、同形の朱印(「官幣大社浅間神社久須志神社」印)が捺されていることから、御三幅(ごさんぷく)として使用されたと考えられる。富士講の祭壇で、中央に「御身抜(おみぬき)」、左に「小御嶽石尊大権現」…
  • 奥多摩町
    白髭神社
    白髭の大岩
     当社の境内を画する石灰岩の絶壁は、断層面の大露顕である。高さは約30メートル、横幅約40メートルで、向かって右上から左下に走る擦痕が一面にみられる。断層の規模はあまり大きくないが、このように断層が大きく露出しているのは極めて稀で…
  • 杉並区
    久我山稲荷神社
    「人心同」碑
     この石碑には、日本に亡命した朝鮮李王朝末期の政治家である金玉均が、小笠原で友好を結んだ、久我山出身の「小笠原の砂糖王」飯田作右衛門に頼まれて揮毫した漢文が刻まれている。  碑の上部に体は遠く離れていても心は同じという意味の「人…
  • 府中市
    熊野神社
    古墳
     この古墳は本殿後方にあり、下段二段が方形、上段一段が円形の上円下方墳である。全国的にも希少な形で、これまでに6例しか確認されていない。築造時期は石室の形態や出土遺物の特徴から7世紀中頃から後半と考えられている。上円下方墳としては…
  • 島嶼・大島
    大宮神社
    シイ樹叢
     当社を取り囲むように幹周90センチ以上の樹木が100本を超えて群生しています。最も多いのがスダジイで73本、順にイヌマキ、タブノキ、その他数はわずかですがスギ、クロマツなどで構成されています。中でもスダジイは、幹周3メートルを超…
  • 中野区
    多田神社【権現様】
    大絵馬
     当神社幣殿に中野区内最大の絵馬が掲げられている(縦140センチ・横180センチ)。  画題は御祭神に関わる源氏ゆかりの「一の谷合戦」が描かれており、江戸期文化・文政のころのものといわれる。ほかにも大絵馬に特徴的な題材である「富…
  • 青梅市
    武蔵御嶽神社
    狛猪
     武蔵御嶽神社本殿脇にある皇御孫命社(すめみまのみことしゃ)の前に猪像が置かれている。安山岩製で高さ約41センチ、前後の長さは約54センチ。元の像は平成8年の台風時に大破したので、現在の像は同11年に修復・復元したものである。皇御…
  • 新宿区
    成子天神社【天神さま】
    水準点
     「日本水準原点」が明治24年(1891)に現在の千代田区永田町一丁目に設置されたと同時に、同原点の変動監視のため都内及び近郊5ヵ所に原点を取り囲むように設置された一等水準点の一つ。当時の標高は36.2248メートルだった(明治2…
  • 八王子市
    住吉神社琴平神社合社【宮尾神社】
    夕焼小焼の歌碑
     童謡「夕焼小焼」の作詞者、中村雨紅(うこう)は明治30年、当時の宮司の三男として当地で出生した。本名は高井宮吉。師範学校を卒業して、第二日暮里小学校に奉職後から、子どもの情操教育のために童話や童謡の執筆を始めた。大正8年、当時童…
  • 大田区
    磐井神社
    鈴石・烏石
     鈴石は、神功皇后が長門国豊浦の浜で見つけられた。そののち香椎宮に納められたが宇佐宮に移され、神告があって石川朝臣年足に授けられた。年足の孫豊人が、延暦年間(782〜806)に武蔵国守に任ぜられ、下着の際に神勅により当社に奉納した…
  • 青梅市
    和田乃神社
    相撲の絵馬
     当社地の旧称和田村時代には、多摩川をはさんで何かと勢力争いがあり、その解決に鎮守である当社の神慮を仰ぐため、相撲を奉納してその勝敗により決めたものと思われる。現在の本殿…
  • 足立区
    大鷲神社【花畑おとりさま】
    獅子舞
     この舞は江戸時代中期に始まったといわれ、かつては酉の日の神事として行われていた。「大獅子」「中獅子」という雄獅子と「かか獅子」という雌獅子の3頭が一組になり、これに御幣持と花笠衆4人、笛の奏者数名が加わって奉納される。獅子は腹に…
  • 青梅市
    金刀比羅神社
    十二方角碑
     寛政9年(1797)に建立された碑は、安山岩製、頂部が錐(すい)形、十二角の柱状で、頂部幅22.7センチ、台座上の高さは126.7センチである。  柱の一辺は幅6.1センチで十二面の角柱にし、それぞれの方角を示す十二支が漢字で…
  • 福生市
    熊川神社
    本殿
     熊川神社本殿は、一間社流(いっけんしゃながれ)、見世棚造で、奥側の一間の身舎(もや)と手前側の向拝と呼ばれる二つの空間から構成されています。簡素な形式ですが、見世棚造の本殿としては大形のものです。その規模は、桁行(けたゆき/間口…
  • 渋谷区
    穏田神社
    狛犬
     「地球上のいかなる生物にも似ていないのが特徴」(永瀬嘉平『狛犬考』より引用)と表現されるように独特の風貌が目を引く。この狛大はもともと小松侯爵(元・小松宮)邸(現青山学院初等部のあたり)にあったもの。空襲によって全焼した神社を再…
  • 中野区
    氷川神社【江古田おひかわさま】
    江古田の獅子舞
     この獅子舞は、毎年10月の当社祭礼に奉納される一人立(いちにんだち)三匹獅子舞で、三人の獅子役が笛・太鼓・ささらに合わせて踊る民俗芸能である。  当地の旧名主家に伝来する書物には、慶安2年(1649)に修験の僧・宥圓(ゆうえん…
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