ご社宝めぐり

島嶼・大島
大宮神社
都天然記念物
シイ樹叢
 当社を取り囲むように幹周90センチ以上の樹木が100本を超えて群生しています。最も多いのがスダジイで73本、順にイヌマキ、タブノキ、その他数はわずかですがスギ、クロマツなどで構成されています。中でもスダジイは、幹周3メートルを超すものが15本あり、最大のものは6.4メートルで、大島の中では最大の巨木と考えられます。シイ林は、伊豆諸島ではこのようないわゆる「鎮守の杜」に多く見られますが、当社のシイ樹叢は巨樹も多く、代表的なものとして昭和14年に東京都の天然記念物に指定されました。(都教育委員会解説参照)
大宮神社について
 旧称は延喜式内社阿治古(あぢこ)神社。三原山のたびたびの噴火降灰による焼失で室町時代にこの地に遷座したといわれる。明治になり現社名に改称した。現在の祭神は阿治古命と天照皇大神の二柱で、現在地に遷ってから天照皇大神を増祀したと伝えられている。
【鎮座地】東京都大島町野増字大宮
(平成30年3月寄稿)