ご社宝めぐり

新宿区
八幡神社 【筑土八幡神社】
区指定有形民俗文化財
庚申塔
 寛文四年(1664)に奉納された舟型(光背型)の庚申塔である。高さ186センチ、黒褐色安山岩。最上部に日月、中央部に雌雄の猿と桃の木を配する。右側の牡猿は立ち上がって実の付いた桃の枝を手折っているのに対し、左側の牝猿はうずくまり桃の実一枝を持つ。牡猿の左手首及び牝猿の顔面の破損は昭和20年の戦災によるといわれている。
 二猿に桃を配した構図は全国的にも極めて珍しく、貴重である。(新宿区教育委員会掲示参照)
八幡神社 【筑土八幡神社】について
【鎮座地】東京都新宿区筑土八幡町2-1
(平成28年[丙申]1月寄稿)