北区
熊野神社
区無形民俗文化財
白酒祭
白酒祭は弓矢で的を射ることで、厄除けと豊作を祈る祭事で、鬼と書かれた大きな的を弓矢で射る行事が、毎年2月7日に執り行われる。元々は正月7日に執り行われたもので、下村(志茂)地域ではオビシヤ行事と合わせて村の人々が正月のために白酒を作り、神社に奉献したことから白酒祭と呼ばれている。弓の射手(総代2名)は3本の矢を的に放ち、最初の1本は「捨矢」として的を外し、2本3本の矢で交互に鬼の的を狙い鬼の中央を貫けば、厄除け・豊作が叶えられるという。当日は白酒を作るときの白酒の唄が、神楽殿で唄われる。
平成14年4月北区無形民俗文化財に指定された。
平成14年4月北区無形民俗文化財に指定された。
熊野神社について
当社の創建については明らかではないが、別当寺の西蓮寺の鐘銘に「当時の西蓮寺淳慶阿闍利(じゅんけいあじり)が紀州より熊野三社権現を勧請して正和元年8月に下村(志茂)の鎮守とした」と記されている。毎年2月7日には全国でも珍しい白酒祭が行われている。現社殿は昭和43年9月改築竣工。
【鎮座地】東京都北区志茂4-19-1
(平成23年3月寄稿)