生命の言葉

昭和天皇
さしのぼる 朝日の光
へだてなく 世を照らさむぞ
我がねがひなる
昭和天皇
第百二十四代天皇
【ご誕生】
明治三十四年四月二十九日
【ご称号】
迪宮(みちのみや)
【お印】
若竹(わかたけ)
【ご陵所】
武蔵野陵
賢所-神々のおわす宮中三殿
皇居の森の奥、鬱蒼と木々茂る敷地のほぼ中ほどに、特別な場所があります。
皇室の皇祖神であります、天照大御神の御霊代として御神鏡を御祭りします「賢所(かしこどころ)」、歴代天皇・皇后・皇族の御霊を御祭りします「皇霊殿(こうれいでん)」、天神地祇(てんしんちぎ)を御祭りします「神殿(しんでん)」があります。この三殿を宮中三殿と言います。
※御霊代…魂のしるしとしてまつるもの。御神体。「みたましろ」ともいう
※賢所…「けんしょ」ともいう
※天神地祇…天つ神と国つ神のこと
神道知識の誘(いざな)ひ
大日本根子(おおやまとねこ)
第一代神武(じんむ)天皇は、大和の橿原宮(かしはらぐう)において即位され、鳥見山(とみやま)に祭壇をつくって皇祖神(こうそしん)・天神をおまつりし、国の平安や民の安寧を祈られました。
歴代天皇に連綿と受け継がれたその大御心(おおみこころ)は、「国やすかれ、民やすかれ」と詠(よ)まれた御歴代の御製のお言葉そのままに拝承が叶います。
歴代天皇の御敬神と御祭事最優先の御事は、古典によっても伺えるところで、第八十四代順徳天皇の御著『禁秘御抄』の冒頭に「およそ禁中の作法、先づ神事、後に他事とす」と述べられていることからも拝察できます。
更には古く、『日本書紀』等には「大日本根子(おおやまとねこ)」という言葉が天皇のお名前に冠せられた記載が見られます。「根子」とは「神主」を意味する古語で、祭祀との結びつきは明らかです。現代でも使われる「政(まつりごと)」という言葉の語源は「祭事(まつりごと)」であり、祭祀こそが皇室の最も重要なお務めであるとされてきた永い歴史の重みを感じます。