生命の言葉

やなせたかし
ごくありふれた日常のなかに、
さりげなく、ひっそりと、
幸福はかくれています。
「健康でスタスタ歩いているときには気がつかないのに、病気になってみると、当たり前に歩けることが、どんなに幸福だったのかと気づく。幸福は本当はすぐそばにあって、気づいてくれるのを待っているものなのだ。」
『やなせたかし  明日をひらく言葉』PHP文庫
やなせたかし
大正八年(一九一九)〜平成二十五年(二〇一三)。
日本の漫画家、絵本作家、詩人。高知県生まれ、本名は柳瀬崇。主な作品に絵本『やさしいライオン』『チリンのすず』(フレーベル館)、作詞に『手のひらを太陽に』『それいけ!アンパンマン』など。九〇年、勲四等瑞宝章受賞。九五年、日本漫画家協会文部大臣賞受賞。晩年には日本漫画家協会理事長を務めた。
今月の祝日
【海の日(十七日)】
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。