生命の言葉

脇坂義堂
足ることを 知る心こそ
宝船 世をやすやすと
渡るなりけり
満足を知ることは、
とても尊いことである。
そうすれば世の中も、
たやすく渡ることができる。
『五用心慎草(ごようじんつつしみぐさ) 下之巻』
脇坂義堂 (わきさか ぎどう)
江戸時代後期の心学者。
石田梅岩の弟子である手島堵庵(てじま とあん)に学び全国を遊説するも、一時は堵庵に破門される。その後、人足寄場などで講義を行うとともに、地方でも積極的に遊説を行ったことから、破門を解かれ、石田梅岩先生門人簿に載せられた。
神道知識の誘(いざな)ひ
万葉仮名(まんようかな)
『万葉集』が整えられた頃には、平仮名も片仮名もありませんでした。その為、言葉を文字で書き表すには漢字の意味に相当する言葉をあてて読んだり(訓)、漢字の字義を無視して音のみを借りたり、様々な工夫をして書き表しました。
これを『万葉仮名』と言います。『万葉仮名』がやがて仮名文字に発展しますが、極めて複雑な用字法のために、読み方が分らなくなった時期もあります。現在も神事の中で神職が神様に奏上する祝詞も『万葉仮名』で書かれています。
今月の祝日
【憲法記念日(三日)】
現在の憲法が、昭和二十二年に施行された日。

【みどりの日(四日)】
自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し豊かな心をはぐくみましょう。

【こどもの日(五日)】
子どもの健康と幸福を願い、母に感謝する日。