生命の言葉

黒田清子 神宮祭主
しづかなる みまつりの朝に
母と立つ 凍(い)てる大地に
初日さしたり
黒田清子(くろだ さやこ)
今上陛下第一皇女。ご結婚に伴い皇籍を離脱。現在は、伊勢の神宮の祭主をお務めになる。
【旧名】
紀宮清子内親王
【ご誕生】
昭和四十四年四月十八日
【お印】
未草(ひつじぐさ)
神道知識の誘(いざな)ひ
神宮(じんぐう)と祭主(さいしゅ)
日本には約八万の神社が鎮座していますが、伊勢の神宮は特別な御存在として、歴代天皇より格別な崇敬が寄せられました。
御鎮座以来、宮中御同様に、皇室の弥栄と国家国民の安寧、五穀豊穣が祈念され、古くは内親王(ないしんのう)・女王(じょおう)のうちから選ばれた「斎王(さいおう)」が神宮にお仕えになりました。
現在は、今上陛下第一皇女であられる黒田清子さまが、神宮の祭主(さいしゅ)として御奉仕されています。
元旦の宮中祭祀「四方拝(しほうはい)
天皇陛下の一年は、宮中祭祀で始まります。
まだあたりは暗く、しんしんと冷える元旦の朝五時半、陛下はまず「四方拝」に臨まれます。四方拝は、神嘉殿(しんかでん)の前庭に畳を敷き、周りを屏風で囲って行われます。
庭燎(ていりょう)と松明(たいまつ)だけの明かりのなかで、陛下は畳に正座され、伊勢の神宮、山陵、四方の神々に遙拝(ようはい)なさいます。
同時刻に皇后様は御所にて戸外に出られ、陛下にあわせて御拝なさいます。
表面の御歌は、この折のご様子を御詠みになられたものです。
また、平成十五年のお誕生日の折にも「お祭りや行事は、もしそれが、義務だとのみ受け取っていたならば、難しさを感じていたこともあったかもしれませんが、皇后様がそれぞれに意義を見出され、喜びを持ってなさるご様子を拝見して育ったことは、私を自然にそれらのお務めに親しませたように思われ、恵まれた事だったと感じています。」とお述べになっています。
今月の祭日
【元始祭(三日)】
天皇陛下御親ら皇位の始まりを祝う祭り。全国の神社に於いても宮中に倣い、皇室の繁栄と国家安泰を祈ります。

【昭和天皇祭(七日)】
皇霊殿と武蔵野陵で行われ、昭和天皇の御霊をおまつりします。