生命の言葉

二宮尊徳
今日の暮らしは昨日にあり
今日の丹誠(たんせい)は
明日の暮らしとなる
恵みとは日々の暮らしを大切とすることで与えられるものである
『万物発言集草稿』
二宮尊徳 (にのみや そんとく)
相模国柏山村(神奈川県小田原市)生まれ。江戸時代後期の農政家。通称金次郎。各地で荒廃した農村の復興にあたると共に、「天地人」三才の徳に報いる報徳(ほうとく)思想を唱えた。明治以降は勤倹力行(きんけんりっこう)の象徴として、全国の小学校に少年金次郎像が建てられた。
神道知識の誘(いざな)ひ
御田植祭(おたうえさい)
御田植祭は、その年の豊作を祈って行われる田植えの神事です。宮中では昭和天皇以来、毎年五月頃に皇居内生物学研究所にある水田に陛下御親(みずか)らお手植えなさいます。これは皇祖神である天照大御神から神勅とともに授かった「お米」に感謝し、米作りをなされ、秋には収穫した「お米」や「根付きの稲穂」を神々にお供えなさいます。全国の神社や神田においても、常に神様やご先祖様の恩恵をうけて作り続けられてきた日本人の生きる糧でもある「お米」に感謝の心をこめ御田植祭が行われます。
今月の祝日
【憲法記念日(三日)】
昭和二十二年の日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日。

【みどりの日(四日)】
自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し豊かな心をはぐくみましょう。

【こどもの日(五日)】
子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、父母に感謝しましょう。