生命の言葉

上杉謙信
心に物なき時は
心広く体泰(やすらか)なり
物欲がなければ
心はゆったりとし
体はさわやかである
『上杉謙信公家訓十六ヶ条』
上杉謙信
戦国武将。越後守護代の後裔で本拠地を春日山城(新潟県上越市)に構え関東管領山内上杉氏の家督を引継ぎ上杉景虎と名乗った。また武神「毘沙門天」の熱心な信者で軍旗に「毘」の一字を掲げ、謙信は出家後の法名である。戦国屈指の戦上手とされ、軍神・越後の龍と称された。上杉家は以後に幾度の変遷を経て明治維新を迎え、明治四一年に謙信の勤皇が評価されて従二位に贈位(ぞうい)されると共に上杉神社に祀られた。
神道知識の誘(いざな)ひ
御餇(おとう)神事
檜原(ひのはら)村春日神社の神事で、「おとう」とは共に食を分かつ、神と同じ釜の飯を食べることを意味し、毎年三月一日から二日にかけて行われます。
当番の男性が一定期間「切火(きりび)」という精進潔斎をし、一日の午後九時に役割を決め、二日の午前零時三十分頃白褌白足袋にて秋川で禊をします。川岸の井戸で水を汲み、米をとぎ、境内に戻り火打ち場で火打石にて熾(おこ)した火で米を炊き、白木の椀に高く盛ります。夜が明けると、白装束(白丁)を着た「おてなが」と呼ばれる当番により御神前に供えられます。
今月の祭日
【紀元祭(十一日)】
本年は、皇紀二六八二年。神武天皇の建国創業をしのび、国の誕生を祝い、国を愛する心を養いましょう。

【天長祭(二十三日)】
国民の奉祝の万歳で今上陛下のお誕生日をお祝いいたしましょう。