生命の言葉

今上陛下
学舎(まなびや)に ひびかふ子らの
弾む声 さやけくあれと
ひたすら望む
― 宮内庁  令和二年歌会始  お題「望」
令和の御製碑(ぎょせいひ)
皇居外苑にある東京都・千代田区の和田倉噴水公園に、今上陛下の御即位を記念して御製碑が建てられ天皇・皇后両陛下の御成婚記念日にあたる令和三年六月九日に関係者などが参列のもと除幕式が執り行われました。
【御製碑所在地】東京都千代田区皇居外苑三ノ一 和田倉噴水公園
神道知識の誘(いざな)ひ
手水作法(てみずさほう)
手水は水を用いて心身を清める行為の一つです。古(いにしえ)から神事や祭礼などに関わる人々は身を清めるために事前に河や海に入り禊(みそぎ)を行いました。
禊は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉国(よみのくに)から帰り穢(けが)れた衣服や身体を河と海で祓う神話に由来します。この古くから行われていた禊を日常においても略式で行えるようにした行為が手水のはじまりと考えられます。今回は私達が手水を行う手水舎で一般的な柄杓を用いた手水の作法をこ案内します。
(一)右手で柄杓を持ち水を汲み左手を清めます。(二)柄杓を左手に持ち替え右手を清めます。(三)右手に柄杓を持ち替えて左手をお碗状にして水を溜め、その水で口をすすぎます。(四)左手を清めます。(五)お仕舞いに使った柄杓を立て、柄の部分に水を流し柄杓自体も清めます。
この一連を柄杓一杯の水で行うことが望ましいとされています。
手水作法にはわかりやすい動画もございますので是非こ覧いただきまして神社にご参拝の折に手水舎でご活用ください。
今月の祭日
【紀元祭(十一日)】
本年は、皇紀二六八四年。神武天皇の建国創業をしのび、国の誕生を祝い、国を愛する心を養いましょう。

【天長祭(二十三日)】
国民の奉祝の万歳で今上陛下のお誕生日をお祝いいたしましょう。